今週のヘッドライン
●記録確認にAI判定導入へ

 産業構造審議会保安・消費生活用製品安全分科会液化石油ガス小委員会(委員長=大谷英雄放送大学特任教授)は19日、オンライン形式で会合を開き、経済産業省ガス安全室から検査記録の確認でAIの導入検討を開始するなどの報告を受けた。国が「デジタル原則」として進めるアナログ規制撤廃に対応した液石法の規制見直しを行うもの。能登半島地震の対応状況でも報告があり、LPガス業界で被災地支援を行う際の環境整備として、資格制度を弾力的に運用する可能性も出てきた。ガス安全室からは、質量販売緊急時対応講習を安全な炊き出しを行うために活用していく考えも示された。

  

●取り替え需要に狙い

 「2024年パロマ方針説明会」が、パロマ南関東支店(米澤豊支店長)で13日、パロマ北関東支店(川口直之支店長)で15日に開かれた。南関東支店の米澤支店長は、リフォーム需要の高まりに対し、エコジョーズや最新ビルドインコンロの提案を通じて取り替え推進を支援していくとした。北関東支店の川口支店長は、22年開設の新研修センター「修志館」(さいたま市)の活用を呼びかけた。


●奈良県知事が保安表彰

 奈良県(山下真知事)は15日、優良事業所としてLPガス販売業者の木下商店(奈良市、木下耕助社長)を知事表彰した。当日は松田浩之危機管理監から木下社長に表彰状が手渡された。受賞に際し木下社長は、「これからも安心安全をモットーに、LPガスの仕事に邁進したい」と語った。今回の表彰では、消費設備のガス栓を全てヒューズガス栓へ交換するなど自主保安意識の高さなどが評価された。

 

●リンナイ営業方針

 リンナイ(名古屋市、内藤弘康社長)は14、15日の2日間、東京都千代田区の東京国際フォーラムで製品展示・体感イベント「Go to meet Rinnai2024~見て、聞いて、ふれる、新たな発見がみつかる2日間~」を開催した。営業本部関東支社の大吉弘東京支店長が、「生活の質の向上」「地球環境問題への対応」の2つの重点テーマに取り組む2024年度営業方針を説明した。

 

 

春季総合特集
課題に挑みLPガスの未来へ