業界天気図

日本酸素HD、統合報告書が世界1位獲得
持続的成長や価値創造のストーリーを説明

 日本酸素ホールディングス(東京都品川区、濱田敏彦社長CEO)の「統合報告書2023」(英語版)が、米国LACP(League of American Communications Professionals)が主催する「2022/23VISION AWARD」アニュアルレポート部門において、総合で世界ランキング1位を獲得したことを公表した。
 VISION AWARDは米国の2大アニュアルレポートコンペティションの一つで、そのアニュアルレポート部門には1000近くの企業・団体がエントリーし、レポートのメッセージ性、明瞭さ、クリエイティビティなどを基準に評価が行われるもの。同社は同部門において世界ランキング1位を獲得し、同時にプラチナ賞並びに技術功績賞(Technical Achievement Award)を受賞した。
 同社統合報告書は、グループの経営戦略、事業概況などの財務情報、サステナビリティ(持続可能性)活動などの非財務情報を投資家はもちろん、グループ社員も含めた、ステークホルダーとのコミュニケーションツールとして毎年刊行している。
 今回の統合報告書は、22年5月に発表した中期経営計画「NS Vision 2026~Enabling the Future~」を中心に、具体的な事例を交えながら、同社の持続的成長や価値創造のストーリーを分かりやすく説明することを心がけて製作した。
 同社は、統合報告書をはじめとして、ウェブサイトなどを通じ、ステークホルダーとのコミュニケーションにより、グループへの理解を深めてもらえるよう努力していく。